国道4・282号線沿線の岩手県盛岡市茨島陸橋から滝沢村砂込までの約6kmの間にあるアカマツ,カラマツを中心とする並木は鹿角街道(津軽街道)の面影を残しています。
江戸時代,このあたりは“茨島野”と呼ばれる広大な荒野でした。その荒野中を通っている津軽街道は,特に積雪時に旅行者が往生したようです。そのため雪中の目印として植栽されたと江戸時代初期の記録があります。それから400年ほど経過していることになる文化的にも貴重なものであるといえます。
この並木は全国でも第一級の規模といえる見事な松並木で,岩手県の「環境緑地保全地域」や盛岡市の「盛岡百景」として指定されています。景観としても地域の大切な遺産であるといえるでしょう。
このような並木ですが,これまで明確な名称がなかったこともあり,愛称を公募することをきっかけにより親しんで頂きたいと考えました。
なお当活動は国土交通省岩手河川国道事務所,国道4号 松・人・道の安全を考える検討会 と協働して行っております。 |
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